お知らせ
【テーマ】ケアを踏まえた社会を考える~ SDGsゴール8「働きがいも経済成長も」 ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現を目指して~
【対象者】どなたでも参加いただけます(参加費無料) ウェブ配信あり・リモート参加可・手話通訳あり・要約筆記あり
【日 時】2023(令和5)年10月27日(金)9:30 ~ 12:00(開場 9:00)
【会 場】かめ福オンプレイス 山口県山口市湯田温泉4丁目5-2 TEL:083-922-7000
【主 催】中国地方弁護士会連合会、山口県弁護士会
【後 援】山口県
【お申込・お問合せ先】
山口県弁護士会 TEL:083-922-0087
申込URL https://forms.gle/ewz69iru186BWHsW9
※下記のシンポジウム「ケアを踏まえた社会を考える」チラシのQRコードからもお申込みいただけます。
SDGsゴール8は、「Decent Work and Economic Growth(働きがいも経済成長も)」。「Decent Work(ディーセント・ワーク)」は、日本語で、「働きがいのある人間らしい仕事」です。働きがいのある人間らしい仕事を実現することは、貧困をなくすことや、健康の増進にもつながり、持続可能な社会を実現するために不可欠といえます。
日本では、従来から、長時間労働、男性の育休取得率の低さ、男女や正規非正規の賃金格差、そもそも最低賃金が低いなど、ディーセント・ワークを実現する上での、様々な問題が指摘されています。
◆ 基調講演 ◆
講師
□ 金井 郁 さん (埼玉大学人文社会科学研究科教授)
金井先生は、家事、育児、介護といった、人間が生きていくうえで不可欠な「ケア」を社会が保障する必要があり、それがディーセント・ワークの実現につながると考えておられます。日本におけるディーセント・ワークの欠如の現状を踏まえ、今後日本が目指すべき方向について、女性労働とそれに関連する非正規労働の課題を中心にお話しいただきます。
◆ パネルディスカッション ◆
パネルディスカッションでは、以下の方々に加わっていただき、基調講演を踏まえ、それぞれの立場からご意見をいだたき、さらに議論を深めていきます。
パネリスト
□ 高﨑 真一 さん(国際労働機関(ILO)駐日事務所 駐日代表)
厚生労働省職員として、労働関係の法律の制定(改正)作業に多数従事し、2020年より現職。
SDGsやビジネスと人権等の文脈において、国際労働基準の普及活動に従事している立場からお話しいただきます。
□ 桐田 直哉 さん(株式会社カワトT.P.C.代表取締役)
同社は、製造業にはめずらしく、400 名近くいる従業員のうち女性の占める割合が70%を超えており、障害者雇用や65歳以上の高齢者雇用も積極的に進めています。
子育てや介護など変化するライフスタイルに応じた環境作りを行うなど、先進的な働き方改革を進めている立場からお話しいただきます。
□ 冨樫久美子 さん(株式会社セブン&アイ・ホールディングス経営企画部オフィサー/弁護士(株式会社赤ちゃん本舗監査役兼任))
同社は、小売業のリーディングカンパニーとして、働きがい・働きやすさを向上させるための様々な取組みを行っています。
社内弁護士・監査役という、ディーセント・ワークの実現を企業の中から支援する立場からお話しいただきます。
コーディネーター
□ 牛見 和博 さん(山口県弁護士会)
今回のシンポジウムのテーマは「ディーセント・ワーク」ですが、その実現にあたっては、障害のある方の社会参加の促進、就労意欲の向上も重要な課題となります。
そこで、同時開催企画として、シンポジウム・大会の会場で、山口県内の障害福祉サービス事業所の授産品等(絵画、帆布バッグ、クラフトバンド製品、パン、菓子等)の販売や、障害のある方が制作された作品の展示を行います。
商品を手に取っていただくこと、作品を観ていただくことが、働くこと・創ることに対する前向きな気持ちの支えとなります。シンポジウム・大会にご参加の際には、是非お立ち寄りください。
第77回中国地方弁護士大会シンポジウム「ケアを踏まえた社会を考える」チラシ ( PDF / 803 KB )